からだのお話
こちらは、過去配布しておりました カイロニュース を
質問形式に編集したものです。
(答えの後に書いてあるのは編集後記です)
冷え
冷えとはなんですか?
冷え性とは、特定の病名を示すものではなく、身体の特定の
部分だけが冷たく、不快に感じられる状態のことで、通常6
ヶ月以上続く場合をいいます。
*冷えの原因について
“冷え”にはいろいろな原因があります。
① 貧血や低血圧、内臓疾患や機能低下があり、身体全体
の血液循環が悪くなっている。
② ダイエットなどによる栄養失調で、身体全体に活力が
なくなり温かさが保てない。
③ いつも窮屈な靴、締め付ける服・下着などを着用して
いて、血液循環を悪くしている。
④ 冷たい物を食べる、飲むことが習慣になっている。
など
*たかが冷え性、されど冷え性
冷えから起こる症状はさまざま。月経痛をはじめ、不眠、
便秘、下痢、また血液循環と自律神経は密接な関わりがあ
ります。
冷えは病気じゃないからと我慢していませんか?
*カイロプラクティックでは
いろいろな障害をもたらす“冷え”。カイロプラクティック
では、身体全体のバランスを整え、内臓機能低下を改善し
ていくことにより血液循環をよくしていくので、施術中、
あるいは、帰宅後「なんだか身体がポカポカしてきた」と
言われる方も少なくありません。
いくら着込んでも身体が温かくならないという場合、身体
の中が冷えてしまい、内臓機能の低下が起こってしまって
いる可能性があります。
最近、身体が冷えているなと感じる方は、一度カイロプラ
クティック施術を受けてみられてはいかがでしょう。
また、冷えた身体を温めるためにお勧めしたいのが “しょ
うが湯”。即効性に優れ、身体を中から温めてくれます。
*ちょっと一息
最近、当院に来院されている方から 「レディース
カイロとなっていますが、男性はダメですか?」
「男性でも診てもらえる所はありませんか?」とい
う質問を耳にする機会が増えてきました。
「当院は、男性の方も来院されていますので、どう
ぞお越しください」とお答えしています。
実際来院されている男性にお聞きしますと、“レディ
ースカイロ”ということで、最初は少し気恥ずかしさ
や遠慮があるようですが。(笑)
でも、それもつかの間、慣れると普通のカイロプラ
クティック院のように思えてくるようです。
今後もさまざまなテーマを取り上げ、年4回、カイ
ロニュースを発行していこうと考えていますので、
日頃感じている疑問、ご意見をお聞かせください。
自律神経失調
自律神経失調ってなんですか?
自律神経には、身体が活動しやすいように働く “交感神経”
と内臓や器官をリラックスさせてエネルギーを保存するよう
に働く “副交感神経” に分けられており、この2つの神経は
身体の状況に応じて自動的に調節し合うようになっています。
自律神経失調症は、内臓や器官に異常があるわけではなく、
それを働かせている自律神経の機能が調子を崩しているため
に、身体のあちこちに症状が出てくる病気です。
そのため本人にとってつらい症状があるにもかかわらず、病
院で検査を受けても異常なしと言われることが多いのです。
交感神経と副交感神経は、お互いにバランスをとりながら身
体の各器官を正常に機能させているのです。ですから、交感
神経と副交感神経の働きのバランスが悪くなると、静かにし
ている時に、心臓の拍動が速く(動悸)になったり、動きた
いのに動きになれない(無気力)になったりします。
*ストレスが続くと自律神経が乱れる?
自律神経をコントロールしているのは、脳の “視床下部” と
いう部分です。視床下部には、人間の生命を維持するために
必要な働きをする部分であると同時に、ストレスによって、
最もダメージを受けやすい部分でもあります。
例えば、トラブルによる精神的なダメージや過労、過食など
による肉体的ダメージは、視床下部に影響を与えます。その
ダメージが蓄積されてしまうと自律神経の働きまで乱れてし
まい、その結果、自律神経失調症になるのです。
*生活のリズムの重要性
私たちの身体は、本来、日中には交感神経が睡眠をとるべき
夜間には副交感神経が優位に働くようになています。ところ
が、最近では、夜遅くまで仕事をしていたり、テレビを見て
いたりする人も多く、こうした自然の身体のリズムに逆らっ
た生活が自律神経のバランスを乱すもとになるのです。長時
間のストレスの持続は、人体にとって、かなりの負担となり
やがて症状という病態を発生させ、あなたにとって一番不都
合な問題としてその危険状態を知らせることになります。
*カイロプラクティックでは
背骨は自律神経の通り道です。脊椎の歪みは、自律神経の妨
害を現し、それを正常に並び替える根本的治療は、自律神経
の伝達をスムーズにし、交感神経と副交感神経のバランスを
整え、症状の回復を早めます。
*ちょっと一息
先日、友人から1通のファックスが届きました。そこ
には、有名私立小学校の入試問題が。「なぜこんなも
のを・・・。」と思いつつ、いくらんでもわからない
わけがないと高をくくっていた私は問題を見て唖然。
「わらかない・・・。」結局わからずじまいで問題は
机の中に。
それから数時間、しまい込んでいた入試問題をもう1
度やってみることにしました。なぜか今度は、閃きの
ように答えが出てくるのです。答えがわかると、「な
んだそういうこと。」と思えるような内容なのですが
友人がファックスをくれた時、気忙しくしていた私は
頭に血が上っていたらしく、冷静に問題を見る余裕が
なかったことに気づきました。
毎日通る道でも、気持ちの違いで目に入る光景が変わ
ることってありませんか?「こんな所に花が・・・。」
最近、そんな風に思うことがよくあります。毎日通っ
ていても、その花に気づく日と気づかない日、花がと
てもきれいに見える日とそうでもない日、それは見て
いる人間の心のゆとりを繁栄しているのだなぁと心の
ゆとりの大切さを実感しながら通勤しています。
肩こり
肩こりってなんですか?
*肩こりの種類について
肩こりは大きく分けると2つに分けられます。1つは、筋肉
が緊張しすぎて硬くなり血行不良を起こすもの、もう1つは
反対に筋肉が緩んでしまい、正常に縮むことができなくなる
ことで血液循環が悪くなることで起こるもの。この2つは、
正反対のように思われますが、症状としては同じ“肩こり”な
のです。
*揉む、叩く
肩こりで来院されている方からの中で、1番多い質問が “揉
んだり叩いたりしてもいいですか?”というものです。
肩がこった時、肩を叩いたり揉んだりすると、その時は心地
よくて楽になったような気がしたけど、後で余計にこった気
がする、痛みが出たという経験はありませんか?
なぜ、そのような状態になるのでしょう?例えば、土の上を
金づちで叩いたとします。そうすると、土はどうなるでしょ
う。叩かれることで、どんどん硬くなるか、ひび割れを起こ
してしまいます。肩を叩くということは、これと同じなので
す。
*肩こりは治る?
肩を叩くことで硬くなってしまったり、損傷してしまった筋
肉は元に戻らないのでしょうか?人間には、自然治癒力があ
りますので、新たな刺激がなければ壊れた部分を修復してい
こうとする作用が働きますのでご安心ください。
ただし、時間の経過や損傷の程度、肩こりの原因によって、
回復に要する時間は異なります。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、骨や関節の動きを正常にし、内
臓の機能(働き)を整えることで、肩こりの原因を取り除き、
自然治癒力を高めていきます。また、自律神経を整えること
で体がリラックスし、快眠することで、次の日に疲れを残さ
ない効果もあります。
最近、肩こりがひどいなと思ったら、カイロプラクティック
施術を受けてみられてはいかがでしょう。
*中国研修報告
9月5日より15日まで、中国大連医科大学で行わ
れた人体解剖研修に参加しました。今回の研修は図
を見ながらの平面的なものではなく、人を立体的に
観察するということで、自分の想像していたものと
実物との違いを目の当たりにすることも多く、発見
の多い研修でした。
出発前には、朝7時から10時間に及ぶ研修、環境
の違いなどから崩す人が多いと言われていた体調も
結局、これといって体調を崩すこともなく、自分の
丈夫さ(私って、どこでも生きていけると実感!)
をあらためて知ったのでした。(笑)
今回は、研修目的だったので、観光はほとんどでき
ませんでしたが、唯一、学校が休みの日曜日に、1
日だけ観光の日があり、旅の最終日に予定されてい
た謝恩会に着るためのチャイナドレスをオーダーメ
イドし、素敵なドレスを作りました。
謝恩会では、乾杯の音頭をとる大役をまかされ、緊
張で舌がもつれてロレロレになり、「垂水弁の乾杯
音頭!」とちゃかされながらもなんとか無事お役目
を果たすことができ、貴重な体験満載の旅でした。
風邪
風邪ってなあに?
*風邪ってなあに?
風邪は、大人で1年に平均4回、子供は7回かかると言われ
るほどホピュラーな病気のひとつで、正しい名称は “かぜ症
候群”といいます。ウイルスが人から人へ感染し、くしゃみ、
鼻水、のどの痛み、咳、発熱、頭痛、全身の倦怠感などの症
状があらわれるのが特徴です。
*風邪をひきやすい人、ひきにくい人
冬になると、空気が乾燥してくるので、ウイルスにも感染す
る可能性が高くなってきます。しかし、同じ環境にいても、
風邪をひきやすい人とひきにくい人があると思いませんか?
では、どのような人が風邪をひきやすいのでしょう。
下記に風邪をひきやすい人の特徴を記しました。
一度チェックしてみてください。
1.手足・おなかなどがよく冷える
2.不眠、睡眠不足が続いている
3.栄養が偏っている(外食が多い)
4.ストレスが多い
5.口が開いていることが多い(口呼吸をしている)
6.生活時間が不規則 など
当てはまる項目の多い方は、風邪をひきやすい状態になって
いる可能性があります。
*風邪を治す自己免疫力
風邪をひいた時に飲む“かぜ薬”。この薬は、どのような役目
をするのでしょう?
風邪をひくのは、“風邪ウイルス”が原因です。では、薬がウ
イルスをやっつけてくれるのでしょうか?
現在では、ウイルスをやっつける薬も開発されてきているよ
うですが、基本的には、風邪薬は、ウイルスより粒子が大き
いため、ウイルス内に入り込んでやっつけることはできませ
ん。でも、細菌より粒子が小さいため、細菌内に入り込むこ
とはできるので、細菌をなくすことにより、自己免疫力を回
復させ、ウイルスと戦うのです。ということは、ウイルスと
戦っているのは“薬”ではなく “自己免疫力”なのです。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、身体のバランスを整えることで
自己免疫力を回復させるので、風邪気味、風邪がなかなか治
らない、風邪の治り際に効果を発揮します。高熱が出ている
時、症状が重い時は病院にかかることをお勧めしますが、最
近よく風邪をひく、なかなか風邪が治らないなどの症状があ
る方は、カイロプラクティック施術を受けてみてはいかがで
しょう。
*人生という名の山
先日、ある患者さんが久しぶりに登山をしてきたという
話を聞いて、数年前、オーストラリアにある世界最大の
岩と言われる“エアーズロック”に登った時のことを思い
出しました。
せっかく来たのだからと登ったものの、登山とは無縁の
私にはなかなか大変。とりあえず、登って行く道しるべ
はついているけれど、なにせ山ではなく岩なので、途中
よじ登らなければならないような所もあり、しかも、そ
の日は、私の体が吹き飛ばされそうなくらいの突風。そ
んな中、その突風に負けじと登ったのでした。
友達とおしゃべりを楽しみながら進む人、とにかく誰よ
りも早く登頂したいと先を急ぐ人、景色を楽しみながら
登る人、来た道を振り返りながら進む人、ただひたすら
頂上を目指す人、それぞれの個性で登るさまは、その人
の生き方を映し出すもののように感じられました。
あの頃の私は、ただひたすら前だけを見て進んでいった
記憶があります。今の私が登ったら、一体、どんな進み
方をするのだろう?
花粉症
花粉症ってなあに?
*花粉症とはなんですか?
人間には、身体の中にほこりや花粉などが入った際、それを
異物と判断し、くしゃみや咳をすることでその異物を体外に
飛ばし、鼻水・涙などで出そうとする働きがあります。その
反応は、本来は正常なのですが、過剰に反応してしまう状態
を“花粉症”と言います。
*どうして花粉症になるの?
これまで、花粉症は花粉の飛散量やディーゼルエンジンの排
気ガスが原因だと考えられてきましたが、最近では「花粉症
の原因は“腸”にあり!」という考え方が生まれています。
アレルギー性鼻炎になると鼻水がたくさん出ます。この時、
鼻水や痰を外に出さなければ、鼻水に混じった花粉までもが
腸に到達し、大腸から体内に侵入するのです。
しかし、花粉が腸に達すると必ず花粉症になるのかというと
そうではありません。腸内が細菌に食い荒らされたり、もし
くは、腸が弱っていたりすると少量の花粉やほこりなどの刺
激にも過剰反応します。ということは、腸内が荒れていなけ
れば、少々花粉が入っても極端なアレルギー反応を起こすこ
とはないのです。
*花粉症症状の出やすい人はこんな人!
1.胃腸の腸がよくない
2.手足・おなかなどが冷えやすい
3.冷たいものをよく摂る
4.過労・睡眠不足が続いている
5.栄養が偏っている(外食が多い)
6.規則的な排便がない
7.手足・顔などがよくむくむ
8.疲れやすい
9.長時間立っているのが苦手
10.目や喉が乾燥しやすい
11.最近、過食傾向がある など
当てはまる項目の多い方は、花粉症になりやすい状態になっ
ている可能性があります。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、内臓機能の低下を回復させ、自
己免疫力を高めることで、腸内の細菌増殖・花粉に対する過
敏な反応を防ぎます。
ここ最近、急に花粉症になった、また症状がきつくなったと
思われる方は腸が荒れている可能性があります。一度カイロ
プラクティック施術を受けられてはいかがでしょうか。
*積み重ね
“3日坊主”。今までその言葉をいく度耳にしたことで
しょう。最近では、3日も続けばいい方じゃないか
などと思うようになりつつある私ですが(笑)そんな
日々の中で、なにげなくしていた会話から“積み重ね”
の大切さを感じたことがありました。
ある友人の積み重ねは、“新聞のスクラップ”でした。
最初は小難しい読み物としか思えなかった新聞の内容
が、いつしか身近に感じるようになり、スクラップし
続けた6年という月日が、“自分もやればできる!”と
思わせてくれたと言います。そして、その思いは自信
につながっているとも。
また、ある友人の積み重ねは“手話”でした。始めた頃
は、「手が思うように動かない、目が回る」と弱気な
発言を繰り返していたはずが、数ヶ月の月日が流れ、
今では「通訳を頼まれた。」とうれしそうに話す姿を
見ていると、見ているこちらも楽しくなるものです。
彼らは積み重ねることを意識したわけでなく、ただ
“やりたい!” “がんばろう!”と思うことを続けた結
果、大切なものを手に入れたのかもしれませんね。
私にとっての積み重ねとはなんだろう?
筋肉
筋肉ってなあに?
*筋肉について
筋肉は、通常、私たちが“筋肉”と呼ぶ自らの意思で動かすこ
とのできる随意筋と、心筋のように自らの意思ではなく、自
律神経によって支配される不随意筋に分けられます。
随意筋は、骨格(骨)や膜(横隔膜)などに付着しており、
伸び縮みすることで関節や身体を動かすことができます。ま
た、体を支える、姿勢を保持するなどの役割も持っています。
しかし、筋肉の働きが正常でなくなると、痛みや凝りを感じ
たり、動かそうと思っても動きが制限されたり、逆に動きが
不安定になり、身体が支えられなくなることもあります。
*硬い筋肉が引き起こす症状
①血液循環の悪化→冷え症
筋肉が硬くなると筋肉内の血管が圧迫され血液が細胞の
隅々まで行き渡らなくなります。
②リンパ液循環の悪化→むくみ
リンパ液は、筋肉の収縮により体をめぐっているため、
筋肉が硬くなるとリンパ液の流れが悪くなります。
③関節や骨の動きの制限→腰痛・肩こり
ほとんどの筋肉は骨についているため、筋肉が硬くなる
と関節の動きの範囲が制限されることがあります。
④疲労物質の蓄積→倦怠感・疲労感
筋肉がカチカチであるために、筋肉内の乳酸が排出され
ず、体内(筋肉内)に蓄積されてしまうために起こりま
す。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、骨・関節の動きを正常にし、内
臓機能の低下を正常な働きに整えることで筋肉のバランスを
とっていきます。体が動かしにくい、動かすと痛むなどの症
状がある方は、一度、カイロプラクティック施術を受けられ
てはいかがでしょうか。
*もうひとつの理由
よく「なぜカイロプラクティックを勉強しようと思った
のですか?」という質問をされます。実は、幼稚園の頃
はケーキ屋さん、小学生の頃は、お嫁さん、中学・高校
生時代は美容師さんになりたいという夢を持ちながら、
気がつくとカイロプラクターになっていたのです。
勉強嫌いな私にとって、カイロプラクティックや身体の
話は、見るもの聞くものすべてが新鮮で、知れば知るほ
ど奥深く、初めて出会った“楽しい!”と思えるものでし
た。ですから、知らぬ間にカイロプラクティックの虜に
なっていた・・・と言った方がいいかもしれません(笑)
私は、子供の頃から身体が大きかったこともあり“健康そ
う!”と言われますが、私自身も“自分は丈夫!”という自
負がありました。というのも小学低学年から始めた水泳
がきっかけで、それまでよくひいていた風邪もひかなく
なり、風邪をひいても熱が出ないこともあって、小学校
から今まで体調不良で欠席・欠勤したことがないという
のが私の自慢だったのです。
そんな私が不覚にもダウンしてしまい、数日間寝込むと
いうことがありました。健康でない状態になって、今ま
で当たり前だった“健康な身体”は、本当はありがたいこ
となのだということをあらためて知ったのです。
“健康な私”であること、そして、みなさんが健康であり
たいという願いをかなえるためのお手伝いをすることが
私がカイロプラクターである“もうひとつの理由”です。
機能性低血糖
機能性低血糖って?
*機能性低血糖について
“機能性低血糖症”という言葉だけを聞くと、なんだか難しい
病気のように聞こえますが、実は、私たちの日常大きく関わ
りのある症状を引き起こす原因となっているのが、この“機
能性低血糖症”なのです。
では、機能性低血糖症とはどんなものでしょう?例えば、自
動車はガソリンというエネルギー源がなければ走りしません。
人間の場合、自動車でいうガソリンにあたるのが糖(グルコ
ース)で、糖が血液に溶け込みエネルギー源となり、筋肉を
動かしたり、心臓ポンプ作業をしたり、また呼吸や物を考え
る作業をすることができるのです。機能性低血糖症とは、エ
ネルギー源である糖(血糖値)の低下によって起こる肩こり
けだるさ・立ちくらみなどの様々な症状のことを言います。
*甘い物大好き!なのに低血糖?
低血糖というのは、糖分の摂取不足だと思っていませんか?
実は、低血糖というのは糖分の不足だけではなく、糖分の摂
りすぎからも起こるのです。では、なぜ糖分を摂りすぎると
血糖値が低下するのでしょう?
砂糖は、自然の食品に含まれている糖分とは違い、吸収され
るのが早いため、いっきに血糖値を上げてしまいます。身体
はそれに対応するために血糖値を下げようとインシュリンを
分泌し、血液中の糖を細胞内に取り込みます。ですが、血糖
の増え方があまりに急激なためにインシュリンを過剰に分泌
してしまい、糖を細胞内に取り込みすぎて、今度は血液中の
糖が不足する、いわゆる“低血糖”の状態を引き起こしてしま
うのです。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、骨や関節の動きを正常にし、内
臓機能の低下を回復させ、症状を改善することができます。
もしかして・・・と思われる方は一度カイロプラクティック
施術を受けてみられてはいかがでしょうか。
*再会
最近、のっぺりとしていた私の生活に新しい風を与えて
くれる出来事がありました。
そのきっかけは、中学時代の仲間たちとの再会。中学校
を卒業してからの数年は、通学途中に顔を合わせたり、
たまには集まったりしていたのですが、それから十数年
の月日が流れ、社会人となった私たちにはそれぞれの生
活があり、地元にいるのかどうかさえもわからないよう
な状況の中、ある友人とばったり再会したのがきっかけ
で、再び集まることになったのです。
久しぶりに会った友人たちと話をすると、当時の暴露話
やそれぞれの印象、思い出話はもちろんのこと、中学を
卒業してから歩んだそれぞれの道についての話は、意外
な共通点を見つけたり、全く知らない世界を垣間見たり
と、話せば話すほど興味深く、とても新鮮なものでした。
また、彼らは遊びの天才!インドアからアウトドアまで
なんでもOK。声を掛けるとどこからともなく集まって
くる仲間たち。知っている者も知らない者も関係なく参
加できる集まり。遊びとなると発揮されるその団結力は
すばらしいものです。
そんな偶然の再会と彼らが与えてくれる新しい出会いが
私の世界観をさらに広げてくれるような気がしています。
腰痛
どうして腰痛になるの?
*腰痛について
肩こりと同様、多くの人が悩む症状のひとつである“腰痛”。
一般的には、腰の骨やその周辺に痛みがあることを“腰痛”
といい、曲げると痛い反らすと痛い、何もしなくても重だ
るいなど、その症状には様々なものがあります。
*どうして腰が痛くなるの?
ひとくちに“腰痛”といっても、その原因は様々で、大きく
分けると、骨格の問題・内臓の問題・精神的な問題に分け
られます。
1)骨格の問題
骨や筋肉、靭帯などの障害によるもので、これは、運
動不足、不良姿勢、長時間の同じ姿勢による筋肉の過
労と緊張、過激な運動などによって起こります.
2)内臓の問題
内臓の腫瘍や炎症、結石などの疾患と言われるものや
機能低下や内臓下垂によるものもあります。内臓機能
の低下や下垂といった状態から起こる腰痛は、病院の
検査では「異常なし!」と診断されることが多く、異
常はないと言われたのに、なかなか治らないという方
は、これらの問題があるかもしれません。
3)精神的な問題
ストレスやうつ状態などが原因で腰痛になることもあ
ります。この場合、痛みの度合いや部位が日によって
よく移動します。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、骨や関節の動きを整え、内臓
の機能(働き)の低下を正常にすることで、腰痛の原因を
取り除いていきます。病院で検査をしても異常はないと言
われたのに、なかなか症状が取れないという方は、一度、
カイロプラクティック施術を受けてみられてはいかがでし
ょうか。
*夢の国
先日、滋賀の大津で“シャワークライミング”なるもの
を体験してきました。シャワークライミングとは、簡
単にいうと沢登りみたいなものなのですが、これが、
なかなか楽しいアドベンチャーだったのです。
水の中を潜って岩の下をくぐりぬけたり、滝の上から
滝壷へ飛び込んだり、丸太橋を渡ったり、木にロープ
かけてターザンのようにぶら下がったり、倒れた木に
乗ってシーソーをしたり・・・。水の音や鳥の声を聞
きながら、どんどん沢を登って行くと、ドキドキ、ワ
クワク、なんだか探検隊の気分です。
久しぶりに童心に返り、ふと、子供の頃、友達に空き
地にあるありの巣ほどの小さな穴に鍵を差し込むと夢
の国に行けると言われて、3人くらいでその穴を探し
たことを思い出しました。夢の国とは、勉強はしなく
ていいし、お菓子もいっぱい食べられるし、いつまで
も遊んでいられる楽園なのです。結局、探している途
中で、友達のお母さんに見つかって連れ戻されてしま
いましたが、その夢の国になにがなんでも行きたかっ
た私は、「今度は絶対見つけてやる!」と心に誓った
のでした。純粋なんだか単純なんだか・・・。
免疫
免疫ってなあに?
*免疫について
免疫とは、読んで字のごとく「病気 “疫” から免れるための
しくみ」です。これは、体内に侵入してきた病原菌やウイル
スのように“非自己(本来、体内にあるべきではないもの)”
と認識したものに対し、排除しようと働く作用のことです。
非自己であるウイルスなどが侵入した際には、発熱や咳、
下痢・嘔吐・発疹・鼻水・くしゃみなどをしてウイルスを体
外に出そうとするのも免疫機能のひとつです。
また、アレルギー症状も同様で体内に入ってきた花粉やほこ
りなど、“非自己”を排除しようと鼻水・くしゃみ・涙などで
体外に出そうとします。
*免疫機能が低下している人はこんな人!
1.風邪をよくひく(なかなか治らない)
2.手足がよく冷える
3.季節の変わり目によく体調を崩す
4.下痢をしやすい
5.疲れやすい
6.花粉症やアレルギーがある
7.起床後すぐは、くしゃみや鼻水が止まらない
8.よく喉が痛くなる
9.朝からだるくて何もする気がしない
10.胃腸の調子がよくない
11.口内炎やヘルペスがよくできる
12.目がショボショボする
13.口臭が気になる
14.唾液がネバネバしている
15.鼻水がよく出る
16.にきびや肌荒れがある
17.あまり汗をかかない
18.体温が低い(平熱が36.2℃以下)
19.肌がカサカサしている など
当てはまる項目の多い方は、免疫機能が低下している可能性
があります。
*カイロプラクティックでは
免疫機能が低下するには、さまざまな原因がありますが、そ
の1つに、身体のゆがみや疲労、緊張、冷えなどにより、免
疫機能の要であるリンパ液の還流が悪くなることが挙げられ
ます。
カイロプラクティックでは、身体のゆがみを整え、内臓機能
の低下を回復させることで体温上昇緊張を緩和させ、自己免
疫力を高めることができます。
最近、身体がしんどい、風邪がなかなか治らないと思われる
方は、一度、カイロプラクティック施術を受けられてはいか
がでしょうか。
*楽しむ
私は、幼い頃から人より頭ひとつ分大きく、体格もよか
ったので、周りからはスポーツ万能そうに思われている
ようなのですが、学生時代は水泳三昧の毎日で、他のス
ポーツをする機会がなかったため、自分でも何が得意で
何が不得意かもわかりませんが、昔から、リズム感を必
要とするダンスやエアロビクスのようなものには苦手意
識がありました。
そんな気持ちから、なかなか踏み出せなかったエアロビ
クスだったのですが、ある日、なぜか無性にやりたくな
って、気まぐれに挑戦してみることにしました。
初級といえども、今までやったこともなく、初めてのこ
とでカチコチに緊張している私は、みんなの動きについ
ていけず、「やっぱり私には向いてないなぁ。」と思っ
た矢先、知ってか知らずかインストラクターの先生が
「わからない人は、足だけでもいいですよ。回れない人は
その場でもOKです!」とサラッと一言。その言葉を聞
いてふと心が軽くなった私は、まずは足だけ・・・とマ
イペースに踊ることに。
すると楽しいのです。できないなりに一生懸命ついてい
こうとがんばって、少しでもできるとうれしくて、今度
は手をつけてみようとか、回ってみようとか。
できないのに楽しい、今までそんな経験はありませんで
した。できないことが恥ずかしくて、悔しくて、なんで
も最初から完璧にやろうと思うあまり、いつの間にか楽
しむことを忘れていた自分に気づきました。できる・で
きないは関係なく、ただ純粋に楽しめることって、探せ
ばきっとたくさんあると思います。それが “好き” とい
うことかもしれませんね。
便秘
便秘ってなあに?
*便秘について
女性なら、ほとんどの方が1度は経験したことのある便秘。
当院でも焼く約半数の方が“便秘”あるいは“便秘気味”と自覚
しており、また、最近では、男性や子供でも便秘に悩まされ
ているケースも少なくありません。
また、自覚がなくても、施術を続けていくうちに、「毎日便
通があったので、自分では便秘だと思っていなかったけど、
便秘だったかも。」と、便通が正常になって初めて便秘だっ
たと気づく方もあり、“隠れ便秘”さんの存在も見逃せません。
*便秘ってなあに?
便秘とは、便が長時間にわたって腸内にとどまり、便中の水
分が少なくなることで硬くなり、排便することが困難になる
状態のことを言います。
便秘を決めるには2つの要素があります。1つ目は、排便回
数。普通は1日1~2回ですが、2日に1回、3日に1回と
いう方でも、排便後の残便感なければ便秘ではありません。
しかし、それが3日を超えると便秘ということになります。
2つ目は、毎日排便があっても、排便困難であったり、残便
感が残るようであれば、これも立派な便秘です。
*どうして便秘になるの?
便の多くは、何らんかの理由で大腸が正常に働かなくなり、
食べ物が大腸を通るスピードが低下することで水分が必要以
上に吸収され、結果として便が硬くなり、便が腸内をスムー
ズに動くことができなくなることから起こります。
便秘の原因でい番多いのは“食生活の乱れ”(特に朝食抜き)
です。外食の多い方は、食事が偏る傾向が強く、食物繊維や
水分などの摂取が不足になりがちです。
また、運動不足やストレスなどで自律神経がバランスを崩し
てしまっていると、普段は便秘だけれど、出る時は下痢とい
った状態になります。
他には、便意を催しているにも関わらず、我慢してしまう習
慣があり、肛門を緊張させてしまっているかもしれません。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、骨や関節の動きを正常にするこ
とで内臓機能の低下を回復させ、身体をリラックスさせるこ
とで、便秘の原因を取り除いていきます。
*ゆとり
先日、ふと立ち寄った花屋さんに置いてあった “ジュリ
アン“ の花がとてもかわいくて、思わず手にとって、そ
のまま買ってしまいました。
今、玄関の外と中で、かわいらしい花が咲き誇っている
のですが、その前を通るとふんわり甘い香りがして、い
い気持ちになります。そして、花の“色”が入ることで、
部屋の雰囲気が変わるのも不思議なものです。
そんな、花ひとつで変わる環境を楽しんでいる今日この
頃ですが、昔、勤めていた頃は、通勤途中の道に咲いて
いる花がきれいだとか、色づいた街路樹をみて「秋だな
ぁ・・・。」などと思ったことがなかったのです。
ところが、カイロプラクティックと出会い、この世界に
入ろうと決意し、仕事を辞めてから数日たったある日、
車を運転していて、街路のつつじに目が止まり、気づく
と「わぁ、きれい!」と口に出して言っていたのです。
通勤で毎日通っていたその道につつじが咲いていること
にすら気づいていなかった私が、思わず口にした「きれ
い!」の言葉。言いながら、そう言っている自分に驚い
たことを覚えています。今思えば、あれは、心のゆとり
を取り戻した瞬間だったような気がします。
あの時の花の美しさと感動は、今でも私の心に鮮明に残
っています。みなさんは、最近、どんなことに感動しま
したか?
低体温
低体温って?
*低体温について
体温は、具合が悪い時意外は測らないという方も多いと思い
ますが、皆さんは、ご自分の平熱がどのくらいかご存知です
か?平熱というのは、午前10時頃に、わきの下で測った体
温のことで、女性の場合は、生理開始後から排卵までの約2
週間の低温気に測った体温が目安になります。
人間にとって理想的な体温は、36.5℃前後と言われてい
ます。医学的には、低体温とは、平熱が35℃以下のことで
すが、これは、かなり危険な状態。一般的には、36.2℃
以下であれば低体温の心配があります。
*低体温になるとどうなるの?
体温が下がると、新陳代謝が低下するとともに心臓や肝臓、
腎臓などの臓器の働きや免疫力が低下することから体調を崩
しやすくなります。
また、新陳代謝をつかさどるホルモンを分泌する“甲状腺”と
いう喉にある部分の機能が低下するとホルモンが不足し、基
礎代謝が低下し、体温が下がり、むくんだり、便秘になった
り、動作が鈍くなったりすることもあります。
さらに、体温が下がると精神的活動も低下するので、集中力
が低下したり、頭がボーッとしてだるかったり、四六時中眠
たかったり、気分が落ち込んだりすることもあります。
そして、低体温になると血液循環が悪くなるため、本来、血
液にとって運ばれるはずの新鮮な酸素も行き渡らず、また、
老廃物がうまく排泄できなくなり、肩こり、腰痛、頭痛など
が生じやすくなります。
では、暑がりの人は体温が高いのでしょうか?雪山で遭難し
た人が、裸でなくなっているのを発見されることがあります
が、これは、寒さから身体を守ろうとして、身体の表面に熱
が集まるため身体がほてって暑く感じ、衣服を脱いでしまっ
たからなのです。
ですから、暑がりだし、汗かきだから大丈夫!と思っていて
も、実は身体の中は冷えているということもありえるのです。
手足がほてる・暑がりのぼせる・汗かきなど、いっけん低体
温には関係ないと思っていても、実は“隠れ低体温”というこ
ともあります。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、骨や筋肉のバランスを整え、内
臓機能の低下を回復させることで、低体温の原因を取り除い
ていきます。また、緊張を和らげ、身体をリラックスさせる
ことで血液循環を良好にし、下がってしまった体温を平常に
戻します。
当院では、早期回復と再発防止の意味を含め、食事、生活習
慣などの見直しや改善ポインなど、ご自身でできる対応策の
指導もしています。もしかして低体温かも?と思われる方は
一度カイロプラクティック施術を受けてみられてはいかがで
しょうか。
*秘訣
「先生は体調悪くなることないのですか?」という質問
をよくされます。「もちろん、私も体調を崩すことはあ
りますよ。」と答えると、ちょっと意外・・・というよ
うな顔をされることがありますが、それは、みなさんの
目に、私が元気そうに映っているということなのだろう
と喜ばしく思っています。
私の元気の秘訣は、月1回、施術を受けていることだと
思います。それは、調子がいい悪いに関わらず、健康チ
ェックと予防の意味を含め、施術を受ける。そうすると
自分では、調子がいいと思っていても、意外と調子が崩
れかかっていたり「食生活が乱れているのでは?」と指
摘されることで、現状を把握・改善できますし、予防措
置をとることができます。
そして、施術を受けた後、身体が軽くなることで、「ち
ょっと疲れていたかも。」と気づくことも少なくありま
せん。
私が思う“健康”というのは、体調を崩さないということ
ではなく、体調を崩して動けなくなってしまう前に、少
しでも早い段階で身体の不調に気づけることではないか
と思っています。
みなさんは健康ですか?
睡眠
睡眠について教えてください
*睡眠について
睡眠には、脳も体も熟睡しているノンレム睡眠と脳は目覚め
に近い状態のレム睡眠(夢を見るのはこの状態)との2種類
があり、2つの状態は90分ごとに繰り返されています。
*不眠について
眠りについての問題で、よく取り上げられるのが“不眠症”。
不眠症には、入眠障害(横になっても、なかなか目寝付くこ
とができない)、途中覚醒(睡眠の途中で目が覚める)、早
朝覚醒(早朝のまだ暗いうちに目が覚める)、熟眠障害(眠
りが浅く、熟眠感がない)などがあります。
原因は、騒音・高温などの環境によるもの、アルコール・カ
フェインなど、化学物質の使用によるもの。ストレス・過労
睡眠不足などにより起こる緊張によるもの、ホルモンバラン
スの乱れによるもの、痛み・かゆみなどの不快によるもの、
血液循環不良から起こる冷えによるものなど、さまざまなも
のが挙げられます。
*寝酒は不眠に効果あり?
入眠障害の方から、「寝る前にお酒を飲むと眠りやすいので
寝酒はかかせません。」という話を聞きます。たしかに、お
酒を飲むと眠たくなりますので、気持ちよく寝付けるかもし
れませんが、これは、浅い眠り(レム睡眠)が続いているの
にすぎません。そして、問題は眠ってから起こります。
アルコールが入ると、体はそれを燃やそうとします。その間
肝臓は休まず働かなければなりません。また、アルコールは
利尿作用があるため途中で目が覚める・・・ということも。
これと同じで、就寝前の飲食も同じです。寝る前に食べ物や
飲み物を摂ると、寝ている間に消化活動をしなければならな
いということになり、身体にも負担がかかりますし、本来、
疲労回復のために注ぐエネルギーを消化に注がなければいけ
なくなりますし、消化しきれずに翌朝にまで残っていること
もあります。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、快眠の妨げとなるさまざまな状
態の原因となる緊張、冷え、身体のゆがみなどを骨や筋肉の
バランスを整え、内臓の機能の低下を正常にすることで取り
除いていきます。
*裏方
先日、名古屋で行われた “カイロプラクティック徒手医
学学会” にスタッフとして参加してきました。スタッフ
としてセミナーに参加するのは初めてで不慣れなことば
かり。とにかく、自分に与えられたアナウンスという仕
事をしっかりこなすということで精一杯だったのですが
実行委員やスタッフの先生方を見ながら、ふと、昔、幼
稚園で働いていた時のことを思い出しました。
運動会・音楽会・生活発表会、何をするにしても、その
計画や準備というのは本当に大変で、多大な時間を費や
します。それがあるからこそ、会が順調に進んでいくの
です。表舞台は華やかだけれど、裏方の仕事は、決して
派手ではなく、それどころかハードな仕事ばかり。トラ
ブルがないように走り回り、不手際があれば頭を下げ、
しかしそれを苦とせずパワフルに動き回り、おまけに、
不慣れな私にまで気を使って話しかけてくださる先生方
を見ながら、それぞれの先生方の中にある“心の大きさ”
を感じました。
気楽に引き受けたものの、アナウンスという仕事にプレ
ッシャーを感じた私は、引き受けたことを後悔する日々
でしたが、大会が終わった今は、貴重な体験ができて、
本当によかったと思っています。
呼吸
呼吸について教えて
*呼吸について
呼吸とは、身体に必要な酸素を取り入れ、不必要な二酸化炭
素(炭酸ガス)を放出する働きのことです。
私たちの身体の中では、絶えず複雑な化学反応(代謝)が行
われています。その中には、食事中の熱源になる物質と酸素
を結びつけ、エネルギーを発生させて、生命活動のエネルギ
ー源にするという代謝活動があります。
この代謝活動には多くの酸素が必要で、外から取り入れる必
要があります。そして、この燃焼ともいえる代謝の結果、大
量の二酸化炭素が発生するので、不必要な二酸化炭素は、身
体の外へ出していく、これが呼吸の働きです。
*硬い筋肉が引き起こす症状
呼吸運動といいますが、運動というからには筋肉があるのか
というとそうではありません。食物を入れる胃や腸、血液を
入れる心臓や血管の壁は筋肉でできているのですが、空気を
入れる肺の壁には筋肉は存在していません。
では、筋肉のない肺がどのように空気を出し入れしているの
でしょう?
左右の肺が入っている空間を胸郭と呼び、その胸郭は、肋骨
によって構成されています。その胸郭を作る肋骨は、左右に
12対あり、背中側で背骨とくっつきます。この肋骨と肋骨
の間には筋肉(肋間筋)があり、それが肋骨を引き上げたり
下げたりすることで呼吸運動がなされます。
*どうして呼吸が浅くなるの?
みなさんも経験があると思いますが、緊張すると肩が上がっ
てきますよね。呼吸が浅くなっている人の多くは、緊張や背
骨・肋骨のゆがみ、内臓機能の低下など、さまざまな理由で
緊張したままの形で固まってしまっていることが多いのです。
この体勢は、息を思いきり吸った時の状態と同じで、このま
まではうまく息を吐き出すことができません。息を吐き出せ
ていないわけですから、新しい空気が入るスペースがないの
です。というわけで、吐き出せないために必然的に吸えなく
なる、こうして浅い呼吸になっていくのです。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、背骨や肋骨の動きを整えること
で、胸郭の動きを正常にし、また身体をリラックスさせるこ
とで呼吸をスムーズに行えるようにします。
呼吸が浅くなっているかもしれない・・・と思われる方は、
一度カイロプラクティック施術を受けられてみてはいかがで
しょうか。
*卒業
先日、ひとつの節目を迎えました。さらなる知識と技術
の向上を求めてカイロプラクティックの学校に入学した
のは、6年前のことでした。長い時間を経て迎えた卒業
の日。6年という月日の中には、いろいろなことがあり
ました。
膨大な数の検査を覚えなければならなかった1年生。何
に使うのかもわからない検査器具を手に四苦八苦。今ま
でに使ったことのない頭をフル稼動させながらの毎日で
した。
カイロプラクティックの基礎を学んだ2年生。慣れない
手技にああでもないこうでもないと言いながら練習した
っけ。
足や手など、細かい部分の治療を勉強した3年生。これ
でひととおり基礎ができたと少し自信になったな。治療
所を開院したのはこの頃でした。
臨床的(治療によく使う)なテクニックを習った4~6
年生。この頃になると、周りもそれぞれ治療経験も豊富
になり、治療に関する相談をしたり、情報交換をしたり
して、一緒に勉強してきた友人たちは、いつしかよきラ
イバルであり、アドバイザーになっていました。
ここに集まる人たちは、みんな情熱的な人ばかり。常に
前進し、知識の習得や技術の向上のための努力を惜しま
ない。そんな底知れパワーの持ち主たちと出会えたこと
そして、切磋琢磨しながらやってこられたことをうれし
く思っています。
この卒業は終着点ではなく、また新たな道の始まり。こ
こで得た自信を基に、これからは、自分の足で、自分の
歩幅で歩いていこうと思っています。
内臓下垂
内臓下垂って?
*内臓下垂について
日本人は、もともと穀物やイモ類など、消化に時間のかかる
ものを食べる習慣があったため、それに対応して欧米人に比
べると腸が長く、内臓下垂になりやすいと言われています。
近年では、無理なダイエットによって、筋肉や脂肪量が減り
内臓下垂になることもあります。
*内臓下垂ってなあに?
内臓下垂は、平滑筋という内臓を覆っている筋肉の衰えから
くるもの、外部から内臓を支える腹筋などの筋肉の衰えから
くるもの、ストレス・過労・緊張などによるもの、骨格のゆ
がみによるものなどがあります。
消化吸収は、平滑筋がリズミカルに蠕動運動することで行わ
れています。ところが、やせて筋肉の薄い人は、平滑筋が伸
びやすく、押し出す力が弱まるので、食べたものが十分に消
化吸収されずにたまり、重みで内臓が垂れ下がりやすくなり
ます。
運動不足や無理なダイエットなどにより、内臓を支えるはず
の腹筋が衰えると、支えることができずに内臓が下がりやす
くなることもあります。
また、ストレスや過労・緊張などが原因で、内臓が下がった
り、内臓を収める器である骨盤のゆがみや広がりにより、下
垂しやすくなったりします。
*こんな人は要注意!
下記に、内臓下垂しやすい人の特徴を記しました。
一度、チェックしてみてください。
1.睡眠不足(不眠状態)が続いている
2.暴飲暴食をしている
3.ストレスがたまっている
4.毎日、忙しく動き回っている
5.冷たいものをよく摂る
6.運動不足
7.外食が多い
8.お風呂はシャワーで済ませることが多い
9.甘いものをよく食べる
10.コーヒー、たばこ、刺激物が好き
11.夜遅くに食事を摂る
12.アルコールを飲まないと、気がすまない など
チェックが
0個 問題ありません。このままの調子で。
1~4個 生活を見直す必要があります。
5~7個 内臓下垂している可能性大。要改善!
8個以上 これは大変、即改善!!!
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、身体の緊張を和らげ、骨や筋肉
のバランスを整えることで、下垂した内臓を本来あるべき場
所に戻し、内蔵機能を回復させます。
もしかして、内臓が下垂しているかも・・・と思われる方は
一度、カイロプラクティック施術を受けてみられてはいかが
でしょうか。
*長続きのコツ
万年運動不足の解消と身体の引き締めを目的に一念発起
してスポーツクラブに入会したのは、1年数ヶ月前のこ
とでした。今までも何度かスポーツクラブに入会しまし
たが、行くのは最初の1ヶ月だけで、すぐに退会という
ことを繰り返していました。今回も何度か挫折しかけま
したが、周りのアドバイスや「ジム行ってる?」という
声掛けのおかげで、何とか続けることができ、週1回行
けるかどうかではありますが、ジム通いが生活のリズム
の一部になっています。
入会した頃は、運動したから・・・ということを口実に
いつも以上に食べ過ぎて体重が増えた事もありました。
↑私に限らず、よくあるパターンだと思いますが(笑)
疲れているのに、無理をして体調を崩したこともありま
した。そんな経過を経ながら、やっと自分のペースで楽
しみながら運動をすることができるようになってきたよ
うに思います。
今までと今回の違いは、通うスポーツクラブを変えたこ
と。環境や雰囲気が私に合っていたことも続けられた理
由のひとつだったのでしょう。そう思うと、自分に合っ
た環境を探すことは、何を始めるにしても大切な要素な
のかもしれませんね
ストレス
ストレスはなくなるの?
*ストレスについて
ストレスには、外側からの攻撃としての外的ストレッサーと
内側から発した感情である内的ストレッサーがあります。外
的ストレッサーは、温度・湿度・騒音・化学物質などの物理
的ストレスと、飢餓・感染・過労・睡眠不足・外傷などの生
理的なものがあり、内的ストレッサーには、精神緊張・不安
恐怖・興奮などの社会的なストレスがあります。
*ストレスと自律神経の関係
まず、ストレスを受けた時、最初に身体のどのシステムに支
障をきたすのでしょうか?
ストレスを受けて、最初に支障をきたすのは“神経系”です。
神経には、脳や脊髄の中枢神経と、その中枢神経から枝分か
れし、臓器や器官を結ぶ末梢神経があります。
末梢神経の中には、身体の各部を自分の意志で動かすことの
できる体性神経と、自分の意志では動かせない自律神経があ
ります。
この自分の意志では動かせない、脳の命令なしで、心臓や消
化器官などを動かしている自律神経が、ストレスを受けると
真っ先にバランスを崩すのです。
*疲れた時に食べたくなる甘い物
「疲れた時は、甘い物が欲しくなる。」という言葉をよく耳
にしますが、これは効果的なのでしょうか?
疲れた時に甘い物を摂ることは、疲れると休みたくなるのと
同じ反応で、甘い物を食べることで副交感神経優位になるこ
とから、リラックス方法としては有効です。
しかし、経験のある方も少なくないとは思いますが、ストレ
ス発散のために物を食べる時は、つい食べ過ぎてしまうので
す。食べ過ぎると副交感神経過剰の状態を作りますので、倦
怠感・無気力アレルギー症状などを引き起こします。
くれぐれも食べすぎないように注意して、効果的にストレス
を解消しましょう。
*ストレスをなくす
なにかと悪者扱いのストレスですが、ストレスをなくせば、
健康になれるのでしょうか?
心身ともに負担をかけるようなストレスは、できる限り少な
くした方がよいですが、しかし、ストレスがなければよいと
いうものでもなく、ストレスがなければ、メリハリがなくな
り、休みすぎて副交感神経過剰になります。ですから、スト
レスをよい刺激として取り入れ、うまく付き合っていくこと
が大切ですね。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、骨格や筋肉のバランスを整え、
内臓機能の低下を改善し、自律神経が正常に働くように、交
感神経緊張の際は、リラックスできるよう緊張を解除し、副
交感神経過剰の際には、交感神経に刺激入れるなど、ストレ
スと上手に付き合える状態にします。
調子が悪いなと思われる方は、一度、施術を受られてはいか
がでしょうか?
*天災
阪神・淡路大震災から10年がたとうとした矢先に起き
た新潟の大震災。みなさまのご親戚・ご友人の方々はご
無事でしたでしょうか?
10年前、地震のない地域と思われていたこの地に起こ
った天災。震災当日、余震の続く中、自分が家に帰って
くるまで、自宅が倒壊しない、家族が無事であるという
保証もない状況で、大変不安な思いをしながら出勤した
ことを思い出します。
この近辺は、比較的被害の少ない地域ではありましたが
倒壊している家もありましたし、地割れしている所もあ
りました。見たこともない異様に赤い空、ガス臭い中、
離れている家族や友人たちの安否を知りたい、知らせた
いと公衆電話に長蛇の列。そんな光景が、昨日の事のよ
うに思い出されます。
今年は、記録的な台風上陸により、たくさんの地域の方
々が犠牲になり、家族や家や生活が奪われました。毎日
テレビで放映される台風の被害地域や新潟の大震災の光
景を見ると、本当に胸が痛みます。少しでも多くの方々
が助かりますように、これ以上、被害が広がらないよう
にと願うばかりです。
最後になりましたが、被害に遭われた方々には、お見舞
い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈
り申し上げます。
頭痛
頭痛はどうして起こるの?
*頭痛について
15歳以上の日本人のうち、3人に1人は繰り返す、または
持続的な頭痛に悩まされています。2004年に定められた
頭痛の国際分類では、頭痛を細かく分類していますが、日本
人全体では、緊張性頭痛が30%、偏頭痛が8%、群発頭痛
が1万人に1人程度みられます。
緊張性頭痛は、女性の約26%、偏頭痛は、約13%にみら
れ、男性に比べ、女性の方が多くなっています。男性に多い
群発頭痛を除けば、頭痛に悩まされる割合は、女性の方が多
いようです。
また、頭痛は、風邪をひいた時、目や鼻の病気脳内出血によ
って起こることもあります。
*鎮痛剤の使用について
痛みというのは不快なもの。その不快を避けるため、また、
頭痛の苦痛を恐れるあまり、痛みがなくて予防のために服用
するという方もおられます。
しかし、飲むうちに1錠だったのもが2錠、2錠が3錠と量
を増やさなければ効かなくなり、使用頻度が増えることや、
薬漬けになってしまうのではないだろうかと不安を感じられ
て来院される方も少なくありません。
痛みは、血流障害によって起こります。これは交感神経(活
動の神経)を緊張を伴い、その緩和(血流障害の改善)をし
ようとする副交感神経(リラックスの神経)の反射作用で痛
みが出てきます。痛みは、機能を正常に回復させようとする
際に生じる治癒反応なのです。
薬は、その治癒する作用のプロスタグランジンの合成を抑制
し、交感神経刺激反応を誘発します。痛みを消すとともに血
流を低下させ、慢性的な痛みの素となるのです。
もし、本当にくするが痛みの原因を治してくれるものなので
あれば、薬の量を増やしたり、使用頻度が増えたりすること
はないと思いませんか?
ですから、長期的に鎮痛剤を服用することはお勧めできませ
ん。どうしても我慢できない時に、一時的に使用するのは仕
方がありませんが、薬を常用することで慢性の痛みを作らな
いように、上手に利用してくださいね。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、身体のバランスを整えることで
不要な緊張を取り除き、頭痛の原因となる血流障害を改善し
ます。
症状を改善するためには、まず、身体のバランスを整えるこ
と、疲れを溜めたり、身体を冷やしたりする生活習慣を見直
し、根本的な原因を取り除きましょう。
寒さが本格的になってきています。寒くなることで身体が緊
張することから痛みを誘発しやすくなるので、今のうちに、
しっかり体調を整えて、快適な冬を過ごしましょう。
*新型インフルエンザ
今年の冬は、新型インフルエンザの流行が心配されてい
ます。新型であるため、体内に抗体ができておらず、流
行すれば4人に1人が感染するとも言われています。
体調不良のまま無理をしていると、免疫機能がおちてい
るために、インフルエンザにかかる確率が高くなります
ので、体調が悪いと感じたら、無理をせず、暴飲暴食は
さけ、温かくして、身体を休めるようにしてください。
また、カイロプラクティックでは、身体のバランスを整
えることで、本来身体の中にある免疫機能を最大限に発
揮できるように回復させることができます。調子が悪い
なと感じたら、早めに体調を整えるようにしましょう。
○外から帰ったら、必ず、手洗い・うがいをするように
することも大切です。
子供の施術
子供も施術を受けられるの?
*子供の施術について
当院は、 “女性と小児のための施術所” ということで施術を
していますが、「子供というのは、何歳になったら受けら
れますか?」「うちの子が○○なのですが、そういう症状
でも、カイロプラクティックで改善できますか?」という質
問が多いので、今回は、その質問についてお答えします。
*いくつになったら受けられるの?
いくつからという制限はありませんので、いつからでも施術
可能です。ちなみに、当院での一番小さい患者さんは、3ヶ
月の赤ちゃんです。
お母さん方の話をお聞きすると、生後3ヶ月以降になると、
症状(風邪・ぐずり・夜鳴きなど)が気になり始めるようで
す。
*適応症は?
基本的には、大人と同様で、肩こり・頭痛・腰痛・足や膝、
股関節の痛み・冷え性などはもちろんのこと、喘息症状・ア
レルギー症状・風邪・繰り返す中耳炎・夜鳴き・ぐずり・不
良姿勢(姿勢が悪い)・チック・顎関節の痛み・食が細いな
ど、様々な症状が適応です。
○実例1.Kくん(5歳)の場合
<症 状> 食が細い。
すぐに風邪をひき、ひくと長引く。
手足が冷たい。
<施術内容> 脊柱のゆがみ、内臓機能(特に腸)
低下を改善
緊張の緩和
<経 過> 週1回のペースで2ヶ月間施術
食欲が増し始め、風邪症状が軽減
風邪をひいて寝込まなくなる。
↓
2週間に1回で2ヶ月間施術
顔色もよく、よく笑うようになる。
大きく体調を崩さなくなった。
↓
月1回のペースで2ヶ月間施術
特に困ることがなくなったため、経過
観察、調子が悪くなった時に来院する
ということで施術終了。
<保護者談> いつもは昼寝はしないけれど、施術を
受けた日は、リラックするのか、家に
帰ると昼寝をします。目覚めもよく、
日に日に元気になっていく姿が実感で
きました。
○Eちゃん(1歳)の場合
<症 状> もともと歩行できていたが、階段から
転落。以降立たなくなった。
<施術内容> 足首捻挫を改善
<経 過> 1回のみ施術
施術前は、座り込み、立ちたがらなか
ったが、施術後、立ってみようとする
しぐさが見られる。
捻挫の炎症が完全には引いていない状
態であったため、炎症が引いたら痛み
が消えることを伝え、経過観察しても
らうように指示。
<保護者談> 施術当日は、立とうとするようになっ
たけれど、まだ痛みがあるのか、ぎこ
ちない状態でしたが、翌日には、以前
と同様歩き回るようになりました。
*カイロプラクティックでは
カイロプラクティックでは、背骨や関節のゆがみを整え、内
臓機能の低下、もしくは更新を正常にすることで、体液の循
環をよくし、自己免疫力が最大限に発揮できる状態にします。
特に、新生児や乳児などの場合は、自分の状態や症状をうま
く伝えることができず、行動(泣く・ぐずる)やしぐさ(び
っこをひく・歩かない・不良姿勢)で示すことが多いので、
状態を観察し、おかしいなと思ったら、すばやく対応される
ことをお勧めします。
治癒力に関しては、年齢の小さいお子さんほど治癒力は高く
大人よりはるかに早い回復が望めることが多いです。当院に
お子さんを連れてこられるお母さん方でも「もっと早く連れ
てくればよかった。」と言われる方も少なくありません。
もし、気になることがおありでしたら、お気軽にご相談くだ
さい。
*プロ
どんなことにも “プロ” と呼ばれる人がいる。技能のプ
ロ、スポーツのプロ、教えるプロ、遊びのプロなど。
プロ意識の高い人からは、専門分野が違っていても学
ぶことは多い。
私が受けているエアロビクスの先生は、洞察力が抜群
にすばらしい。踊ることに必死になっていると、つい
忘れてしまうのが呼吸。すると、「息吐いて。」とい
う言葉が出てくる。それが、いつも抜群のタイミング
なのである。動きについていけていない人もちゃんと
把握していて、「足だけでいいですよ。」「回らなく
ていいですよ。」と声を掛ける。
そして、踊っている状況を見て、ついていけていない
人が多いと察すると、瞬時にして踊りを変える頭の柔
軟さ。飽きないように音楽を変え、踊りを変えている
けれど、積み重ねることの大切さも忘れていない。そ
ういう言動を見ていると「この人はプロだなぁ。」と
しみじみ思うし、たくさんのことを学べる。
開院当初、慣れないことばかりで、不安に押し潰され
そうになっていた時「もっとプロ意識を持って仕事し
なさい!」と注意されたことがある。
その時は、何がプロなのか、どうすればプロになれる
のかわからなかったけど、今は、プロの意味が少しわ
かるようになってきた。プロになるためには時間と経
験が必要であるということも。
一般的には、何かをしてお金を稼ぐことをプロと言う
けれど、プラス、そこに注ぐ情熱を持っている人を
“本物のプロ”と言うのだと思う。同じプロを目指すな
ら、本物のプロを目指したい。
カイロプラクティック
カイロプラクティックってなあに?
*カイロプラクティックとは
カイロプラクティックは、1895年、アメリカで、D.D.パ
ーマーが「窮屈な姿勢で身をかがめた時に、何かが背中を走
るような感じがしてそれっきり耳が聞こえなくなった。」と
いう知人の脊柱を検査していて、脊柱に隆起している椎骨
(骨)を見つけ、それを正したところ、17年間聞こえなかっ
た耳が聞こえるようになったことから始まりました。東洋医
学と思われている方多いかもしれませんが、実は、アメリカ
発祥の自然療法なのです。
*カイロプラクティックの目的
カイロプラクティックは、根本療法です。症状そのものに対
してではなく、不調の原因となるものに対してアプローチを
し、改善することで再発予防にも効果を発揮します。
また、カイロプラクティックは、身体のバランスを整えるこ
とで、自然治癒力・免疫力(本来、人間が時運で自分を癒す
力)を向上させます。ですから、自然治癒力・免疫力が働く
状態になるまでのお手伝いと考えていただければよいと思い
ます。そこから先は、みなさん自身の治癒力によって癒され
ていくということになります。
*バキバキするの?痛くない?
今まで、他院のカイロプラクティック施術を受けたことがあ
る方の中には、「バキバキしないのですね?」と驚かれる方
もありますが、当院ではみなさんが、リラックスした状態で
施術が受けられるよう、ソフトな手技によって身体のバラン
スを整えています。
人間の身体は、外からの刺激を“危険”と認識した場合、防御
反応が作動するため、身体を緊張させることで“危険”から身
を守ろうとします。しかし、緊張した状態では、身体を正常
に機能する状態に誘導することができないので、“危険”と認
識されない、違和感のない力、かつ、ソフトな手技を使って
身体の調整を行います。
*施術中に眠たくなるのどうして?
疲労回復や自己治癒、病気から身を守るために必要なリンパ
球は、副交感神経によって調節されます。副交感神経は、心
身がリラックスした際に優位になる神経のことで、リラック
ス(副交感神経優位)→リンパ球増加→自己免疫力が働き身
体を癒すという構図になっています。
施術の際に、急に眠たくなった、気がついたら寝ていた、一
瞬記憶が飛んでいたという方は、身体のバランスが整うこと
により、心身ともにリラックスの状態になっている証拠なの
です。ですから、「一瞬寝ただけなのに、身体がすっきり!」
と言われる方も多いのです。
リラックスすると必ず眠たくなるかというと、それだけでは
ありません。リラックスしているけど、眠たくないというこ
ともあります。そういう場合は、逆に、頭がすっきりする、
目の前が明るくなる、視界が鮮明になったと言われる方もあ
ります。
半分くらいの方は、施術中にウトウト、またはぐっすり眠ら
れていますが、そうじゃないからといって心配はありません。
身体は、リラックスできるようになっているので、施術当日
は、夜更かしをせず、ゆっくり寝ていただければ、就寝中に
疲労回復、自己治癒が行われ、翌朝には身体がすっきりする
でしょう。
*旅の思い出
今まで行った旅行の中で、とても印象深いのは、オース
トラリアの北の端、ダーウィンに、何日もかけなければ
回れないくらいの大きさの“カカドゥ国立公園”というの
があって、その公園内を車で数日間旅するツアー。
電気・ガス・水道はない。お風呂は、滝つぼでトイレは
その辺の茂みに隠れて・・・。食料や飲料水は車に積ん
でいるけれど、コップに入れると、水はなんか濁ってい
る。もちろん、泊まる所はなく、テント生活なのですが
「夜は、水辺に近づかないでね、ワニが来るから。」と
いう状態。
その旅の中で、滝つぼ目指して歩いていたら、ガイドさ
んが「動くな!」と言うので立ち止まると、「ほらっ、
ワニ!」と指差したところを見ると、1m越ほどのワニ
が。仕込んだわけではありません。天然ワニです(笑)
実は、滝つぼに行くまでの道には“Danger !(危険)”と
書いた看板がいくつも立ててある。しかし、そんなもの
は無視して滝つぼに向かうのです。
今、考えると、とんでもなく恐ろしい旅をしていたのだ
けど、その時は、そういう生活を普通に受け入れていま
した。
その後、数週間かけて他の所も旅して、1ヶ月ぶりくら
いに友達に会ったら、真顔で「誰?」と言われました。
日焼けして真っ黒になっていたし顔つきが変わっていた
ようで、どうやら野生化していたらしい。
物のある時代に生まれた私には、ある意味新鮮な旅でし
たが、さすがに町に戻ってきた時は、文明の利器のあり
がたさが身にしみました(笑)
好転反応
好転反応ってなあに?
*好転反応について
施術を受けられた際、通常は身体が軽やかに感じたり、食欲
の増進・抑制というように内臓機能が正常に働くようになっ
たりしますが、まれに、一時的に痛みの増幅、身体のだるさ
などを感じることがあり、これを“好転反応”と呼びます。
症状だけをみると、悪化したように感じられるので、驚きや
不安を感じる方も多いのですが、これらの症状は、血液循環
や神経の働きが活発になった証拠で、自己免疫力が回復し、
今まで体内に溜め込んでいた不要な物を排出(下痢・嘔吐・
むかつき・発熱・痛み)する、正常に機能していなかった部
分が動き始める(だるさ・痛み・不快感ために起こる症状な
のです。ですから、不要な物を排出する“毒だし期間”と考え
ていただければよいと思います。
好転反応は、改善された状態に順応するまでの一時的に起こ
る症状です。1~3日でなくなりますのでご安心ください。
*好転反応は必ず出るの?
好転反応は、施術を受けた方全員に出るものではありません
し、出るからよい、出ないから反応していないというわけで
はありません。
疲れやストレス、身体の不調を長期的、かつ、膨大に溜め込
んでおられる方は、循環が改善されることにより好転反応が
現れやすいですし、微細な変化に反応される敏感な方も好転
反応を感じることが多いようです。また、施術当日に、長風
呂激しい運動・飲酒など、血液循環をより増幅させることを
されますと好転反応が出やすくなります。
そして、施術を受けて元気になったからと暴飲暴食や夜更か
しをして、体調が回復しつつある状態にストップをかけてし
まい、頭痛や痛み、疲れがとれなかったということもありま
す。
ですから、施術当日は、安静にして、温かいものを食べて、
身体を冷やさないように気をつけていつもより早めに就寝す
るように心掛けてください。
*好転反応が出た時はどうすればいいの?
好転反応が出た際、少しだるい程度の症状であれば、できる
だけ安静に、ゆっくりお休みいただければ回復してきます。
発熱の場合、基本的に好転反応出る熱は、微熱程度であるこ
とが多いのですが、まれに、風邪のウイルスなどが入ってい
ると高熱が出ることがあります。
これは、今まで正常に働いていなかった自己免疫力が回復し
た証拠です。自己免疫力の回復により、身体から不要な物を
排出するための発熱ですので、慌てず、悪寒がする時は温め
る、熱が上がりきって汗が出てきたら、こまめに汗をふき取
り着替えをして、汗で身体が冷えないように気をつけましょ
う。また、汗で出した分、スポーツドリンクや梅干番茶など
で水分とナトリウムの補給を行ってください。
当院に来院されている方の中にも、「施術後に高熱が出た。」
と言われる方がいらっしゃいましたが、薬で熱を下げず、回
復した自己免疫力を使って乗り越えた方は、「高熱は大変だ
ったけど、高熱を出す前より遥かに体調がよくなった。」と
口をそろえておっしゃいます。高熱が続いたり、重症であれ
ば、病院受診や薬を服用することも必要な場合もありますが
様子をみながら経過を観察して、必要な状態かどうかを見極
めていただければと思います。
発熱した場合は2~3日、長くて1週間以内には回復してき
ますので、この期を逃さず、今までの労をねぎらって、身体
をゆっくり休めるようにしてくださいね。
*肩の力を抜いて
この夏、ダイビングのライセンス取得のため、講習を受けに
行きました。学生時代水泳をしていた私には、泳ぐこと自体
は問題ないのですが、呼吸を“レギュレーター”と呼ばれる空
気を送ってくる器材に頼るということが怖くて、緊張の連続
でした。
講習1日目は、基本的に足のつく場所で行われていたので、
怖くなれば足をつけばよいという余裕があったのですが、2
日目の講習は、数十分単位で潜るため、苦しくなってもすぐ
に水面に出られない。口の中はカラカラ、だんだん怖くなる
し息苦しくなってくるし、「早く終わって!」と何度思った
ことか・・・。
その日の午後、講習最後の1本を潜ったのですが、午前中に
潜ったことで余裕ができたのか、空気もらくらくに吸えるし
口の中もカラカラじゃない。実は、緊張でツバが出なくなっ
てカラカラになり、それが不安でレギュレーターを強く噛み
締めすぎて空気が入ってきにくくなって息苦しかったのです。
何事に関しても当てはまることですが、今回は命がけだった
だけに、肩の力を抜いて、気持ちを落ち着かせ、冷静に対処
することの大切さが身をもって体験できてよかったと思いま
す。
適度
適度ってどんなもの?
*適度について
昨今では、技術の発展とともに、いろいろと便利な世の中に
なってきました。冷暖房・抗菌・除菌・保温・保湿、様々な
分野にわたり、この便利さが役に立ち、快適に過ごすことが
できる反面、本来持っている能力を衰えさせる可能性を秘め
ていることをご存知でしょうか?
*温度調節機能
本来、人間には、36.5℃という体温を保つための恒常性
(気温や湿度に応じて一定の体温を保つ)という機能が備わ
っています。暑い時は、毛穴を広げて(汗を出す)体温を下
げ、寒い時は毛穴を縮め(鳥肌)体温が逃げないようにして
体温を一定に保つようになっています。
しかし、最近では、冷暖房や便利な商品(冬は暖房・ホッカ
イロや電気毛布、夏は、冷房・ジュースやアイスクリーム)
の開発・普及により、とても快適に過ごせるようになり、そ
の便利なものに頼ることで、身体の機能が低下している方が
多いのも事実です。
たとえば、ホッカイロや電気毛布。体調が悪い時や寒い所に
いなければならない時など、一時的に利用するのは有効です
が、それが常になると、外から温めてくれると身体が判断し
体温低下の原因となることがあるのです。
*働きすぎ・悩みすぎ・薬の飲みすぎ
働きすぎ・悩みすぎ・薬の飲みすぎは、交感神経(活動時、
緊張・興奮している時に働く神経)を過剰に興奮させます。
その状態が続くと、血管の過度な収縮から毛杖流が抑えられ
心臓病や高血圧の原因になったり、新陳代謝の低下・痛みや
コリ、痺れの症状が出たり、精神的緊張・興奮状態によるイ
ライラ、不眠、食欲減退、もしくは、過食が起こったりしま
す。
*リラックスのしすぎ
増加傾向にあるアトピー・喘息・花粉症などのアレルギー症
状。これらは、実は、リラックスのしすぎに関係しています。
リラックスの神経である副交感神経には、リンパ球(免疫力)
を増加させる役目がありますが、身体を守るためのリンパ球
は、増えるぎると過敏体質を作り出してしまうのです。
本来、アレルギーは、子供特有の症状でした。というのも、
生後4~5日から成長期にかけては副交感神経優位の状態で
リンパ球の多い幼少期や学童期は、アレルギーを起こしやす
く、15~20歳に交感神経優位の状態に移行する年頃にな
るとリンパ球が減少するため、自然に治っていたのです。
しかし、近年では、運動不足・過食(水分の過剰摂取)・過
保護・排気ガスや農薬などの有害物質などによっても副交感
神経優位に傾く要素が多いことから、大人になってもアレル
ギー症状が治らない、また、大人になってから発症するケー
スが増えました。
アレルギー症状は、身体に入った異物を排泄しようとする治
癒反応です。ですから、反応自体が問題なのではなく、反応
が過敏であることが問題なので、薬で押さえ込んでしまうの
ではなく、交感神経を刺激(適度な運動や活動、過食や過保
護をやめるなど)することで、自律神経のバランスを整える
ように心掛けるようにしましょう。
また、副交感神経優位の症状としては、アレルギー症状のほ
かにも、疲れやすい・気力低下・体重増加・筋力低下による
腰痛や関節痛などがあります。
*カイロプラクティックでは
当院のカイロプラクティック施術では、身体のバランスを整
えるだけでなく、身体の状態から、交感神経過剰なのか、副
交感神経過剰なのか、また、生活環境(ストレス・過労・有
害物質との関わり)、生活習慣(食生活睡眠・運動・入浴・
生活のリズム)に問題がないかなどを皆さんと話し合い、問
題点を探り、改善策の提案をさせていただいています。
身体の持っている機能を最大限有効に発揮し、それを衰えさ
せないようにする方法を考えることで、症状の改善、再発防
止し、より快適な生活を送っていただきたいと思っています。
*自分で考える
先日、安保徹先生の講演会に参加しました。安保先生は
ここ数年、“免疫”についての著書をたくさん出版されて
おり、カイロプラクティック施術の目的である免疫機能
の向上という観点からも参考になるので、私も読んで勉
強させていただいています。その安保先生が講演会や勉
強会をされていると聞いていたので、一度は参加してみ
たいと思っていたのですが、この度、願いが叶っての参
加となりました。
免疫についてのお話はもちろん勉強になったのですが、
一番印象的だったのが、先生の言われた「自分で考えて
ください。」という言葉。「先生の言われるようにして
いたら、本当に治るんですか?」「お肉は食べない方が
いいと言われましたが、鶏肉はどうですか?」など、私
も聞いていて?と思う質問に対しての先生の回答が「自
分で考えてください。」だったのです。
つい、今の自分は過去の自分が選択を繰り返してきた結
果だということを忘れてしまって、人のせいにして怒っ
たり、だまされたと嘆いたり。そういうことがストレス
の原因となっているんだよ、と言われているような気が
して、なんだか胸が痛む思いだったのですが、それと同
時に“人にやらされている”というのと“自らの決断で自発
的にやっている”というのとでは、同じことをしていても
ストレスの感じ方も違うし、もしかしたら、結果さえも
変えてしまうことがあるかも・・・と思いました。
自分で考える、当たり前のことだけど、実行するのは難
しい。それは、自分を信じていなければできないことな
のかもしれませんね。
食事
食べることについて教えて
*食について
身体の不調についての主な原因として、過労・ストレス・睡
眠・運動不足に並び、食生活があげられます。当院では、施
術の際に、食生活について尋ねることがありますが、「そう
いえば・・・。」と心当たりのある方や「そんなことで?」と
驚かれる方、それぞれ反応はありますが、その問題になって
いる食生活習慣を改善していただくことで再発を防げるケー
スは多いものです。
昔は、現代のような冷凍・冷蔵・保存料などの便利な保存方
法がありませんでした。ですから、その時期に採れるものを
食すことが当たり前で、それは、身体にとっても理にかなっ
た食事だったのです。
春は、アクの強い物を食べることで、冬の間にためこんだ脂
や不要な物を排出し、夏に向かう準備を、夏は、身体を冷や
す食べ物を食べ、おなかの中を冷やすことで、夏の暑さに対
応する、秋は根菜を食べ、身体の中を温めて、寒い冬を乗り
切る身体を作る準備を、そして、冬は、野菜ができない寒い
地域では、冬になる前に、しっかりと太陽の下で干した乾物
を食べていました。その季節その土地にあった生活という物
があったのです。
*噛むことの大切さ
食べ物の話なのに、なぜ”歯”なの?と疑問に思われるかもし
れませんが、実は、この”歯”と”食べ物”は、密接な関わりが
あります。
肉食動物の口の中は、犬歯という、鋭いナイフのような役割
をする歯でできており、肉を切り裂いて食べます。草食動物
は、臼歯(きゅうし)という臼型の歯でできており、食べ物
をすりつぶして食べます。人間はというと、前歯が8本、犬
歯が4本、臼歯が20本という構成になっています。
人間の場合、犬歯もありますが、割合的に臼歯が多いという
ことから、草食動物と同様、食べ物をすりつぶして食べるこ
とが適した身体であるということが言えます。動物性の食物
に関して言えば、肉食動物を見ていただいたらよくわかると
思いますが、肉を切り裂いて飲み込み、噛み砕かずに飲み込
んだ肉は、胃液によって消化されます。
逆に、穀物になりますと、草食動物のように、とにかくよく
噛んで、細かくして胃に送り込む必要があります。それは、
穀物が胃液では消化されにくく、唾液によって消化されるも
のだからなのです。ですから、穀物が主食である私たちも、
とにかく、まずよく噛むことが必要となります。
*夏バテについて
暑くなってくると、じっとしているだけで汗をかきますね。
汗をかいた分、しっかりと水分補給をする必要があります。
しかし、エアコンのきいた部屋で、冷蔵庫から出した物に氷
を入れて飲むとどうなるでしょう。身体の中は、いっきに冷
やされ冷えた身体は、だるさや消化不良を起こし、夏バテの
もとになります。 また、冷たい物は口当たりがよいので、
必要以上に摂り過ぎてしまうということもあります。ですか
ら、くれぐれも摂り過ぎないように気をつけましょう。
水分補給ができていなくて脱水症状を起こすということは一
般的によく知られていますが、実はナトリウム欠乏による脱
水症状というのもあります。これは、たくさん汗をかいた時
に、水分だけを補給し場合に起こります。汗は、汗をかいた
ままほっておくと服に塩がふくことでおわかりのとおり、水
分だけでなくナトリウムも含まれています。汗をかいた時は
水分だけではなく、ナトリウムも補給が必要です。
運動などをする時は、スポーツドリンクなどで補給しても良
いと思いますが、糖分もありますし冷たいものなので、摂り
すぎると冷えや糖分過剰など、ほかの問題が出てくる可能性
もありますので、ナトリウムの摂取は、発酵させた塩分梅干
(無添加・天然塩でつけたものが良いでしょう)や、お味噌
汁などで補給するようにしてみてくださいね。
夏バテ気味?身体がだるな・・・という時は、朝一番で、熱
いほうじ茶に梅干を入れて飲むと身体がすっきりしますよ。
*春名レディースカイロプラクティックでは
当院では、施術によって、身体のバランスを整え、リラック
スできる状態にすることで、症状を改善しやすい身体づくり
また、再発防止をするために、原因を知り、それをあらため
るために、何をすればよいかなど、その方々の症状、状態に
適した食事・生活習慣・運動などのアドバイスをさせていた
だいております。
ご不明な点や疑問・不安などがありましたら、遠慮なくお聞
きください。
*笑うこと
先日、昇幹夫先生と池川明先生のジョイントセミナーに
参加しました。お二人とも、産婦人科の先生なのですが
昇先生は”笑い”について、池川先生は”胎内記憶(おなか
にいた時の記憶)”についてのお話で、とても興味深い
お話でした。
昇先生のお話では、笑いで痛みが半減できることや、笑
うことで遺伝子を活性化させ、新陳代謝を高めることが
できるという話、また病気のとらえ方など、いろいろと
勉強になりました。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)という、体内を常にパト
ロールし、ガン細胞やウイルス感染細胞を発見すると、
即座に攻撃を仕掛け、異常な細胞を殺す役割をする細胞
があるのですが、その細胞を活性化させるためには、”笑
うこと”と”泣くこと”が大切だそうです。
・笑うこと 8×8(はははと笑う)= 64
・泣くこと 4×9(しくしく泣く)= 36
「2つをたして(64+36)=100% 少し笑いの
方が多ければOKですよ!わははっ。」と笑う姿が豪快
で、話を聞いているだけで元気になるセミナーでした。
昇先生いわく、元気の秘訣は”非まじめ”だそうです。
”不まじめ”じゃありませんよ。(笑)”非まじめ”とは、
”まじめ過ぎないこと”だそうです。たしかに、肩の力を
抜いたら、いつも見ている光景が違う物に見えたり、新
しい発見をすることがあります。”非まじめ”に生きる、
それは、自分に優しい生き方とも言えるかもしれません
ね。